実は、アドワーズ広告は『守り』にこそ有効
実は、アドワーズ広告は『守り』にこそ有効
広告というと『注文を取りに行く飛び道具』攻めるイメージが強いと思います。もちろん、その側面もあります。
これは、実際にあった話です。
名古屋に葬儀社があり、仮にA社、B社とします。このご時世ですので、両社ともに自社サイトは持っていました。
A社は、インターネットにあまり関心がなく、どのような検索キーワードを入れてもA社のサイトに誘導するリンクは表示しませんでした。
一方B社は、インターネットに関心を持ち主要キーワードで自社サイトへのリンクが表示できるようアドワーズ広告を使っていました。
この時にA社が地方としては多くの広告予算を組み、地方テレビ、地方新聞、雑誌等に出しました。 その結果は・・・・・
B社に問い合わせが殺到することになったのです。 A社が広告を出したのになぜB社に?
消費者の購入までのプロセスが『AISAS』となっていくことは先にお話しました。A社は注目をさせ、興味を持たせるまではB社をリードしていました。
インターネットがなかった時代は広告を見て詳細を知りたい場合、広告に記載されている連絡先に問い合わせを行うしか情報を入手する方法がありませんでした。
広告を出せば問い合わせが増えるという現象が起きることは自然な流れでした。ですが、インターネット全盛の現在流れは代わりました。
消費者が業者への問い合わせという『直接接触』の前に『検索エンジンでの検索』というステップが追加されました。『すぐに売り込まれたくはない』という警戒からです。
関心を持って『検索』、表示されたサイトへのリンクの中に入っていない、この時点でA社候補から脱落、広告効果が消えてしまいます。
この場合、アドワーズ広告で『守る』必要があったのです。