『 A・I・S・A・S 』ってナニ?
『 A・I・S・A・S 』ってナニ?
『アイサス』と読みます。 聞きなれない用語ですが、最新のマーケティング用語で、『消費者が、新しい商品、サービスを知ってから購入までのプロセス』の英語のイニシャルです。
以前は、AIDMAとも呼ばれていましたが、インターネットの普及で消費者の購入までのステップが変わってきました。
これに伴い、マーケティング用語も変わり、最新の用語がAISAS(アイサス)となりました。
各々のイニシャルの意味は以下のとおりです。
1)Attention(認知、注意を引く)
広告を出し、キャッチフレーズ等を使い注目を集める という一番初期の段階です。
まずは、広告を目にしてもらわないとすべてが始まりません。様々な工夫が必要になります。
2)Intrest(興味をもつ)
1)で一目見てもらった段階から、興味を持ってもらう段階です。私にピッタリ』、『そう言えばこれ欲しかったんだ』と感じてもらい、もう少し詳しく知りたいと感じてもらえば成功です。
3)Serch(探す⇒検索エンジンで検索して関連するホームページを探す)
2)で興味を持って更に詳しく知りたいと感じた場合、すぐにGoogle 等の検索エンジンを使い『キーワード』を入力して調べます。
いま、『調べる』と簡単に申し上げました。重要な事ですので、もっと具体的な行動について述べ
てみたいと思います。
➀ 検索エンジンのサイトを開く
使われる検索エンジンはGoogleとYahoo が大多数、どちらかと言うとシェア的にはGoogleが多少多いようです。Google利用者はネットを使い慣れ、目的意識がはっきりとした方が多い傾向にあります。
② キーワードを入力する
これに関連するサイトにリンクするサイトの『文字情報』が検索エンジンの内部的な順位付け結果に基づき表示される。
『さらっと』流しましたが、この中に非常に重要な要素が2つ含まれています。
それは、『関連するサイトにリンクするサイトの文字情報』と『検索エンジンの内部的な順位付け結果』という点です。
例として、検索エンジンのGoogle『大規模修繕比較』というキーワードを入力して検索したとしましょう。 以下の様な画面が表示されます。
左上から『文字情報』を見て、関心のある『文字情報』を見つけクリックしてリンクされたサイトを開く、普段は何も考えないで行っている動作かと思います。
実は、赤枠、水色枠の箇所が広告なのです。
キーワードを入力して本当に検索された結果は緑枠のみなのです。
『関連するサイトにリンクするサイトの文字情報』には広告が含まれている、そしてその広告は、真の検索結果よりも上位表示されるのでクリックされやすい、すなわちリンク先のホームページを見られやすい ということです。
『検索エンジンの内部的な順位付け結果』(緑枠)が上位に表示されている場合、クリックされる確率が高く、広告費を支払うことなくアクセスを得ることができるので非常にお得です。
ただ、簡単ではありません。 この例の『大規模修繕比較』で検索を行うとこの『関連するサイトにリンクするサイトの文字情報』が68,100件表示されます。
この中で上位数件に表示させなければならないからです。
経験上お分かりと思いますが、殆どの場合検索しても1ページしか見ることはありません。
見てもらうためには1ページ目の10位以内に入る必要があるのです。
しかも、スクロール(ずらすこと)なしで見せるためにはBest3に入る必要があります。『簡単ではない』という理由はこの点です。
多くの時間、工数、工夫が継続的に必要になります。しかもその結果は保証されません。
但し、広告費用を支払い、広告を出す事で手間暇を掛けず広告枠に掲載をすることでアクセスを増やすこともできるようになります。
4) Action(行動 ⇒ 購入)
ここで言うActionは直訳すると『行動』ですが、具体的には検索エンジンを特定のサイトを見て購入するという動きになります。
5) Share (シェア、共有する、分配する、分かち合う、)
購入後、使用・使用した感想を投稿・公開する工程。この場合のシェアの意味合いとしては、『情報を共有化する』という事になります。
③のserchの際に最もよく読まれる部分です。この評価が悪い場合、購入をやめることも珍しくありません。