インターネット広告だけが右肩上がり？ その理由とは
インターネット広告だけが右肩上がり？ その理由とは
日本の広告費の総額がほぼ横ばいの中でインターネット広告だけが右肩上がりで増加しています。
その他の媒体に掛ける費用が減少していることと合わせて考えるとをインターネット広告にシフトしてきているということになります。
この事は、日本最大の広告代理店である電通が出している右に資料によりわかります。
前の『費用対効果の良い広告』の最後の方でも軽く触れております。
【アクセスデータ】が鍵となります。
インターネット以外の広告の効果測定は、広告に掲載された電話番号に問い合わせの電話が掛かる、FAXが来る、メールが来る事で効果を確認するしかありませんでした。
ただ、多くの場合広告は多くの媒体、複数出す事が多いのでどの広告が効果があったかを判定することがとても困難です。
広告を見てすぐに反応する人、しばらくしてから目にして反応する人。思い出して反応する人、様々なタイプの方がいらっしゃいます。
また、『どの広告を見てご連絡頂きましたか？』と質問してもよく覚えていないケースも多々あるものです。
経営者として、経営効率を上げるためには広告費の費用対効果を上げるために、『いつ出した』、『どの広告』が『成果に結びついた』を特定し、その広告を増やし、その他の広告を減らしたい。
これを行おうとすることは、経営者にとり当然過ぎるほど当然のことです。
ですが、現実問題お客さんの記憶が曖昧なこと、現場でいちいち聞き取り調査ができない関係もあり、完全にその関係性を解明することは容易ではありません。
自動的に成果があった広告を特定できればこんなに楽なことはありません。
インターネット広告のアドワーズはこれを簡単に調べることができるのです。
ここだけの話、広告でマーケティングができるんです。その方法とは・・・
広告には、大きく分けると『収益を狙う広告』と『収益度外視の広告』があります。
当然、我々中小企業は前者を狙っていきます。後者は、大企業が出す『イメージ広告』、よく新聞の一面すべてを大きなイラスト、写真で埋めて端に小さく企業名が乗っているような広告です。
大企業が出す『イメージ広告』を我々中小企業が出す余裕はありません。そのような費用があれば、社員の教育、老朽施設の改修、更新に回すほうが何倍も資金が有効に使える事は言うまでもありません。
ただ、例外的に中小企業でも『収益度外視』の広告を出しても資金の有効活用になる場合があります。
それ目的は、『マーケティング』です。
新規事業の立ち上げ、新製品の開発等々これから費用を掛けて事業を行う前には、必ず『調査』を行う必要があります。
専門の調査会社に依頼すると数週間で数十万円の費用で立派な表紙の報告書を手に入れることができます。
幾つもの候補がある場合、この経費もバカになりません。また、実際に製品を開発した後、広告を出した場合どのような反応があるかは当然出した後でないとわかりません。
マーケティングの目的は、究極的には 売れるもの、収益の出るもの を探す事になります。これを、素早く、安く行う方法があります。
それは、とてもシンプルな方法です。 お客さんを目の前にして『こんなものがあるのですが、あなたは欲しいと思いませんか？』と聞く方法です。
これをインターネットの広告を使って行う。ただこれだけです。
具体的には、次の３ステップで行うことができます。
実際の画面で表すと、このようになります。
このようなサイクルで、反応の良い『キーワード』、『反応の良い広告文』、集まる『アクセスの属性』を簡単に知ることができます。
『これはいけそうだ』と思うのが出るまで試行錯誤を続ける、しかも、複数同時進行も可能なため待ち時間を発生せ
ずにすみます。
それでも、『反応がない』、『収益が見込めない』事がわかった場合、これをやめる。掛かった費用は、ホーム
ページの制作費用、アドワーズ広告費だけです。
マーケティングなしに事業化、製品を作った後に、集客できず、赤字で損失を抱えて撤退することを考えると
ただのような経費です。
ただ、自社商品がないわけですので、『どのようなホームページにするか』が問題となります。何しろ、PRすべき自社製品がないのですから・・・
『同業他社の商品を売るホームページを作る』という手法もあります。これにアドワーズ等で自社のホームページにアクセスを集め、そのアクセスの解析すると同時に、リンク先にアクセスを流す事で、その後の成約の有無も知ることができます。
この仕組は、『アフェリエイト』と呼ばれています。一般的に、『アフェリエイト』と言うと個人が行う『お小遣い稼ぎ』だけと思われがちですが、それ以外の目的でも使えることは意外と知られていません。
『在庫リスクなし』、『ノルマなし』、『簡単に販売契約を締結』とリスクもなく、簡単に始めることができるので、これを利用するのも一手法です。
これについては、次号で詳しくお伝えする予定ですので、楽しみにお待ちください。
