え! あなたの商品が邪魔モノ?
え! あなたの商品が邪魔モノ?
広告でみられる残念な例に、『自社自慢』があります。自社の商品やサービスの詳細な説明、優秀さをアピールする物があります。
広告費を出して自社の商品やサービス、他社との違いを知ってもらいたい、これは経営者としては、至極当然のことです。
ただ、一方お客さんは、欲しいのは結果だけ、本当は商品なんて買いたくない、むしろ邪魔 と考えています。
他社との『差別化』は必要です。ただ、本当にお客さんが本当に求めているのは、新しい製品でもなければ、新しいサービスでもなく、それを使って得られる結果なのです。
あなたの会社の製品、サービスは、なくても求める結果が得られるのであればいらないのです。むしろ邪魔なのです。
対象の企業の規模、媒体も違いますが、例えば化粧品。きれいな女優さんが化粧をして、素敵な男性とデートをしているCMはよく目にします。
●●社の化粧品を購入して使ったからといって、きれいな女優さんのような顔になるわけでもないし、素敵な男性と付き合える保証など一切ありません。本人も、●●社の化粧品を買うだけで『願望』が叶うとは思っていない とは思います。
ただ、化粧品を購入する際に何も考えていないと本人も思ってはいても、『深層心理』は本人の意思とは別に●●社を選んでしまうという事が発生します。
特にテレビは『視覚』と『聴覚』の同時ですのでかなり強力です。
確かに、強力ではありますが広告費も莫大に掛かり、なかなか我々中小企業にはそれほど多く広告費を支払うことは困難です。
ですが、この『商品、サービスを使った結果得られたお客さんが本当に欲しかった結果』をイメージさせる事は、我々中小企業でも十分に可能です。
卑近な自社事例で恐縮ですが、当社では『大規模修繕比較.com』(http://mansion.tosomitumori.com/)
というサイトを運営しています。
サイト趣旨は、表面的には小規模マンションは管理組合主体で仕様に基づき、複数の直接施工業者に相見積もりを取ると談合、中間マージンがなくお得です。
直接自社で施工する業者を紹介しますと言うものです。
管理組合の理事長は、多くの場合年配の男性が多いのが特徴です。
引退して年金暮らしの方も少なくはありません。 多くの男性の潜在的欲求に『承認願望』があります。特に大きな組織で地位が高い人には特にこの傾向が顕著です。
どうも、定年で引退で『部下』、『肩書』、『権限』が一気になくなり、ご自身の『存在意義』を示すために身近な組織でのリーダーシップ、役職を求める方が一定数いらっしゃる事を発見しました。
当社ではこのような方に、リーダーシップを取ることができるように情報・資料を提供することを主眼においています。
このようにすれば、自然に当サイトの主旨を推進してくれる事になり、目的を達成できるからです。